編集部より
転職活動を終え、モチベーションが高い新規入職者は、入職後、毎日が新たな挑戦の連続です。一日でも早く職場に慣れ、仕事を覚えようとする方も多いはず。 その一方で、入職後にギャップを感じ、「転職しなければよかった」「新しい職場は何かが違う」といった後悔を抱く方も多いのが現状です。では、どんなことに戸惑いを感じ、悩むのでしょうか。
当記事では、「マイナビ看護師」のご登録者を対象にアンケートを実施し、その調査結果をまとめた「看護師白書2021年度版」のデータをもとに、看護師が「新しい職場に入職して戸惑ったこと・困ったこと」について詳しくご紹介します。
編集・構成／メディカルサポネット編集部
看護師の転職・就業動向
以下は「看護師白書2021年度版」における、退職・転職動向に関する調査結果です。
入職前の情報と入職後のギャップに戸惑うことが多い
新しい職場に入職して戸惑ったこと・困ったことを尋ねたところ、上位に以下があげられています。
- 「離職する人が多い」が31.0％と最も多い
- 「職場ならではの慣習や規範になじめない」25.1％
- 「仕事内容やミッションが考えていたものと違った」24.9％
- 「勤務時間、休日休暇が考えていたものと違った」23.8％
- 「前職との仕事の進め方ややり方の違い」22.9％
- 「給与・福利厚生が考えていたものと違った」20.3％
- 「職場の上司やメンバーとなじめない」19.5％
一方で「特にない」の回答が19.8％あります。
戸惑ったことや困ったこととしては、職場環境、仕事内容、労働条件、人間関係など多岐にわたっています。なかでも想定と異なっていることに戸惑うことが多い様子が見受けられます。
入職前に正確な情報を提供し実情を開示することや、求職者の受け止め方や理解度を確認し、入職前後でギャップが生じないよう配慮することが必要といえます。
では、年代別にはどのような傾向があるのでしょうか。
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