2018.03.30
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社会福祉士、自殺防止や依存症にも対応を
厚労省が専門委員会の報告書を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

先日、厚生労働省は社会福祉士に関する報告書を公表しました。社会福祉士が活躍する場は現在非常に多岐に渡っており、子育てや高齢者・障碍者・困窮者の支援といった分野のみでなく、教育や司法などにも活躍の場が広がっています。社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会によると、社会福祉士が今後担うべき役割に、自殺防止や依存症対策、災害時の支援なども挙げられています。




厚生労働省は、社会福祉士に関する報告書を公表した。
社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会がまとめたもので、
社会福祉士が担うべき役割や地域の課題に対応できる「実践力」を強化する方向性を記載。
今後の役割として、自殺防止や依存症対策、災害時の支援などを挙げている。【新井哉】

社会福祉士が活躍する場は現在、子育てや高齢者・障害者・困窮者の支援といった分野だけでなく、
教育や司法など様々な分野に広がっている。 

こうした状況を踏まえ、報告書では、「地域の中で果たすべき具体的役割を明確化し、関係者に対し、
社会福祉士への理解の促進を図る取り組みが求められている」と記載。
様々な課題に対応するため、医師や看護師、保健師などの医療職やスクールカウンセラーなどの心理職と連携する必要があるとしている。

今後の方向性については、「必要な支援を包括的に提供していくためのコーディネートを担うことが求められる」と明記。
こうした支援体制を構築するため、医療法人や社会福祉法人、NPO法人、教育機関などと連携して取り組みを進めることを促している。

地域包括ケアにも言及しており、「地域包括支援センターの行う業務に従事する職員や医療施設の医療ソーシャルワーカーとして、
社会福祉士が、総合相談支援や権利擁護、退院支援といった役割を担っていくことが期待される」としている。

出典:医療介護CBニュース

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