2020.04.02
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“オンライン初診”緩和へ、政府「至急結論」
新型コロナの感染拡大受け

メディカルサポネット 編集部からのコメント

新型コロナウイルスの感染拡大を受け加藤勝信厚生労働相は、医師や看護師などの医療従事者が感染させられるリスクを指摘し、初診を含めてオンラインでどこまで対応できるか、至急検討する方針を示しました。オンライン診療による見逃しや重症化のリスクと、対面診療による感染拡大のリスクを比べながら具体的な対応を検討していきます。

 

 新型コロナウイルスの感染者を安全に診療できるようにするため、政府はオンライン診療の拡大を検討する。加藤勝信厚生労働相が3月31日の経済財政諮問会議で、初診を含めてオンラインでどこまで対応できるか、至急検討する方針を示した。規制改革推進会議で話し合いを近く始める。【兼松昭夫】

 

首相官邸ホームページより

 

 内閣府の規制改革推進室では「(規制改革推進会議の下に)有識者のタスクフォースを至急立ち上げて結論を出す」と話している。

 

 テレビ電話などの情報通信機器を使うオンライン診療だと、医師が入手できる患者の情報が限られるなどの理由から、初診は対面で行うのが原則とされている。そのため、オンライン診療料などの診療報酬は、オンライン診療を行う直前の3カ月間に同じ医師が対面診療を毎月行わないと算定できないが、政府はそうした算定要件の見直しも検討する。

 

 加藤厚労相は、新型コロナウイルスの感染者に対面診療を行うことで、医師や看護師などの医療従事者が感染リスクにさらされるリスクを指摘した。タスクフォースでは、対面診療でないことによる見逃しや重症化のリスクと、感染拡大のリスクを比べながら具体的な対応を検討する。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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